以下、満員電車の中で書き始めて結局書き切らずに先ほどやっと書き終えた記事。
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今のこの瞬間を逃すと、たぶん私はうすいえんどうの話を書かないと思う。
今、満員電車の中でこれを。
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季節ごとにこれは作っておきたい料理というものがある。冬のそれの一つがおでんだとして、春のそれには確実に豆ご飯が入ると思う。これは昨日知って少し驚いたのだけど、関東では豆ごはんというと、主にグリンピースが使われていて、うすいえんどうはそもそも市場に出回ってすらいないらしい。
関西では違う。うすいえんどうは春になるとわりとどこのスーパーにも並ぶメジャーな野菜。そして関西でいうところの豆ごはんはうすいえんどうの豆ごはんなのだ。 市販のお弁当などでグリンピースの豆ごはんも食べたことがあるけど、食べたときの味の感じは全然違う。うすいえんどうは水っぽさが無くホクホクとしているのが特徴。
うすいえんどうは最近では冬にもまれに見かけることがあるものの、一番出回るのは4月から5月頃でその頃になると必ず何度か買ってきて豆ごはんを作る。でも今は2月なので時期的にはまだもう少し先ということになる。なんだけど、先日、スーパーに行ったら産直野菜のコーナーで売っているのを見かけた。その日はとても冷え込んだ日で、わぁこんな寒いさなかにもう売ってるんや!と、なんとなく小さな春を見つけたみたいな気持ちになって嬉しくて、つい買ってみてしまった。
ただ、今思えばそのとき、さやがやたらと鮮やかな緑色であることにほんの少し違和感を感じたのだった。あれ、こんな色やったかな?とそのときたしかに思ったのだけども…。帰ってきて中の豆を取り出すべくさやを開けると、案の定というのか、成熟していない小さな豆ばかりが出てきた。わぁ…これはさすがにあかんなぁとガッカリして、でもあの瞬間の嬉しかった気持ちがこのまま萎れてしまうのがどうにもやるせなくて、ダメ元でもう一軒別のスーパーに行ってみることにした。夜の寒空の中、売ってなくても仕方がないと言い聞かせながら向かったものの、幸いなことにそこでも売られていた。それも今度は正真正銘、私の知る薄い緑色のさやのそれだった。そうそう、この色やん!と心の中で大きく納得して、今度はちゃんと買えたことがまた嬉しくて、さらにはそのスーパーを少し好きになった。(単純!笑)
ちなみに…
最初に買ったうすいえんどう(豆が成熟してなかったもの)がこれ。
もう一度買い直したうすいえんどう(さやの色が薄い)
中身の大きさの違いは歴然。(左が先に買った方、右が後)
ちなみにさやの色が薄いからうすいえんどうなのかと思いきや、さっき調べたら明治時代に日本に持ち込まれた実えんどうが最初に栽培されたのが 大阪府羽曳野市碓井(うすい)であったことがその名の由来らしい。
なんにせよ、無事に豆ごはんを炊けて良かったですの話。
ちょっと盛りすぎた(?)けど美味しくてもちろん完食。笑↓
毎日相変わらずいろんなことがあるけれど、料理をすると何かいろんなものが整理されてきて気持ちが落ち着く。ちなみに今日は余ってた餃子の皮で小松菜餃子と、レンコン揚げ焼き、ポテトサラダ。今日も静かな気持ちで一日を終えられて良かったな。
明日もきっと良い一日。⭐︎