なんでもない日々。

日々の思いや気づきなどを雑多に書きます。

お漬物と笑ったこと。

なんでもない日々の記録。

明日からの三日間もしっかり晴れ間が続くようだから少しだけ早く起きて梅を干そうと思っている。実は第一弾で先日既に小梅の方は干して無事完成した。次は大きい梅を干す。

梅干しを作ると副産物として梅酢が出来る。いつもは醤油やオリーブオイルと混ぜてドレッシングにしたりして消費してたけど、先日買ったこてらみやさんのレシピ本に梅酢を使ったお漬物が紹介されていて、ちょうど材料も大体揃っていたのでやってみた。

ナスとミョウガ、きゅうりと新生姜のお漬物。新生姜は無かったので少量の生姜で代用。材料に塩と砂糖を揉み込んで重しを乗せて数時間を置いたら野菜からたっぷりの水が出てくる。その水気をしっかり絞り、次は梅酢とりんご酢とミリンを合わせた漬け汁に漬け込む。(↓漬け汁に漬け込んだところ)

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これをポリ袋に入れて空気を抜いて置いておき、赤く色づいたら完成らしい。ちなみにうちの梅酢は赤紫蘇で着色してないから透明で、なので漬物が赤く色づくということはないのだけれど、大体2、3日して味見してみたらいけるかな。ちなみに食べ切る目安は一年らしい。(そんなに日持ちするんや?とびっくり。)

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美味しく出来ますように。

今日は患者さんの話にたくさん笑う日だった。ますえさんと和子さんという、アラフォーならぬアラナイ(Around90!)の女性患者さんがいる。二人の間に面識は無く、単にどちらも私の患者さんであり、年齢が近いという共通点があるだけなのだけれど、世代が同じなだけあって同じような話で盛り上がることがある。

今日は名前の話だった。アラナイ(90歳前後の人たち)の女性に多く付けられた名前の一位は「和子」だという話題から、ますえさんは自分の名前に「子」が付いてないのが昔から気に入らないのだと言い出した。ますえさんさん曰く、ますえという名は「野暮ったいババアの名前」なのだと。突然飛び出した自虐的発言に思わず笑い、そんなこと無いですよ、いい名前ですよと言うと、「私はルリ子が良かったのよ!」と。ルリ子と聞いて頭に浅岡ルリ子が浮かんだ。「なるほど、たしかにちょっと新しい時代の雰囲気がする名前ですよね、ルリ子って」と返したら、「そうよ。あぁ、麗子でも良かったわ…。田舎で生まれた私の従姉妹は麗子なの!田舎なのに麗子!」とちょっと怒りながら言った。田舎なのにってちょっと意味がわからなかったのだけど、その発言にも笑った。

その後、和子さんのところへ行った時にも同じ話題を出したら、和子さんは「和子なんかその辺にようけおって紛らわしいで嫌やったわ」と同じく不満げだった。で、別の患者さんはルリ子が良かったと言ってましたと言ってみたら、「ああ、わかる。ルリ子って絶対、絨毯のある家に住んでるもんな。ルリ子って聞くだけでペルシャ絨毯が目に浮かぶわ」などと言い出すのでまた笑ってしまった。ちなみに、和子さん曰く、「麗子も高貴な名前」なのだと。「貧乏人の親からは出てこん名前やわ。だからうちは和子やねん」と。

二人ともこんな言葉をいつもポンポンとテンポよく繰り出すので笑ってしまう。間合いが絶妙で語り口調も軽快で。自虐を挟みつつほんの少しの毒も含ませながら可笑しみのある話を展開する。こんなふうに語ろうと思っても私には語れないし、たぶん歳を重ねたとて難しい気がする。昭和から平成、令和と劇的に変化していく時代の中を生きつつ、大阪という街に流れる独特の空気をふんだんに吸って、そこでしっかり揉まれてきたからこそなのか。なんでもないようなことなのかもしれないけど、すごいなぁといつも思う。

徒然話、おわり。

明日は木曜日。(もう日付は変わったけど。早起きできるか怪しい。。)

明日もきっと良い一日。